資産運用セミナーの結びつき

そのためにはまず、自分の店の商圏特性を理解し、現在ある品ぞろえが商圏にマッチしているのかを確認する。 次は発注だ。
ただ漠然と特定の商品を大量に仕入れても、消費者が買ってくれなければ売れ残り、在庫の山となる。 最終的には廃棄としてのロスが出る。
それだけではない。 「あの店には買いたい商品がない」という悪いイメージを消費者に持たれてしまい、ストアロイヤルティーが低下する。
客足が遠のくと、せっかくよい商品を仕入れていても売り上げにつながらず、機会ロス(売り逃し)が発生する。 この廃棄ロスと機会ロスの両方を減らすことができれば店の売り上げが増え、消費者のニーズに合った店になる。
結果として利益も増える。 これが単品管理の考えだ。
単品管理は「どの商品を、どれだけ発注して、どのように売り場に並べるか」という仮説を立てることが必要だ。 仮説を立てるには、天候、気温、店舗周辺の情報を把握する必要がある。
もし、明日の夕方から東京で雪が降るという天気予報があったとしよう。 気温が下がるから防寒用に使い捨てカイロの発注量を増やすことは誰でも考える。
ある「S」では、タオル地のハンカチの発注量も増やした。 不慣れな雪道を歩くと足元がぬれることがあり、吸水性の高いタオル地のハンカチが必要だろうと仮説を立てたからだ。

雪が降れば売れる商品になることは間違いない。 いつもの売り場に使い捨てカイロやタオル地のハンカチを並べていても、買い物客にはあまり目立たない。
そこで、通常の売り場のほかにPOSレジがあるカウンターにスペースを作り、カイロとタオル地のハンカチを置いた。 すると、使い捨てカイロやタオル地のタオルを直接買おうと思ってやってきた消費者だけでなく、レジで精算している最中にこの商品の存在に気づいて買っていく人が相次いだ。
仮説は見事に的中し、売り上げも伸びたのである。 買いたいと思って店に来た人だけでなく、消費者の中に眠っている需要を呼び覚ます取り組みとなった。
気の利いた店員がいれば、客に声をかけてハンカチの存在を知らせることもある。 売れたら「なぜ売れたのか」を、売れなかったら「なぜ売れなかったのか」を、POSデータを参考に検証し、そこで得た情報を次の発注業務に生かしていく。
この作業を毎日のように繰り返していくことで、売り場は磨かれていく。 そうすれば、売れていない商品だからといって、すぐに店頭から撤去することもなくなる。
日用雑貨などの場合、1週間に1個しか売れていなくても、その商品は地域の消費者にとって必要なものであることに違いないからだ。

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